NHK 27日から情報番組でMCがスタジオ出演へ ドラマは収録再開に向け運用ルールを整備

[ 2020年5月26日 13:18 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
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 NHKは26日、新型コロナウイルス感染拡大をめぐる緊急事態宣言が解除されたことを受け、今後の取材や制作についての対応を発表。引き続き、感染予防対策を徹底したうえで、「NHKニュース おはよう日本」などのニュース番組、「あさイチ」などの情報番組では、27日よりメーンキャスターやMCがそろってスタジオ出演することを順次再開するとした。ドラマや公開収録番組については、収録再開に向けて運用ルールをまとめたマニュアルを整備する。

 同局は、緊急事態宣言が解除された後でも「公共放送・公共メディアとして引き続き正しい情報を発信し、感染拡大の防止につなげてまいります。一方で、社会・経済活動の正常化を目指す動きに歩調を合わせながら、地域の実情に応じた放送・サービスをお届けしてまいります」とコメント。引き続き、取材や制作現場においては、人と人との距離を十分に確保することや、リモート収録を最大限活用することなどの「3密」防止対策、マスクの着用、手指消毒などの感染予防対策を徹底するとも伝えた。

 そのうえで、「NHKニュース おはよう日本」「ニュース シブ5時」「NHKニュース7」「ニュースウオッチ9」などのニュース番組、「あさイチ」「ごごナマ」などの情報番組においては、「これまで感染防止のため、メインキャスターやMCが交代でスタジオ出演したり、リモート出演したりする措置を講じてきましたが、あす27日水曜日から上記の対策を踏まえたうえで、メインキャスターやMC揃ってのスタジオ出演を順次再開します」と報告。

 ドラマや公開収録番組は「具体的な運用ルールをまとめたマニュアルを整備し、専門家のアドバイスも受けながら、収録再開に向けて具体的な検討をさらに進めてまいります」としている。

 以下、同局が発表した「緊急事態宣言解除に伴う取材・制作の対応について」の全文。

 緊急事態宣言解除に伴う取材・制作の対応について

 新型コロナウイルスをめぐっては、きのう全国で緊急事態宣言が解除されました。しかし感染の脅威は依然として存在しており、NHKは公共放送・公共メディアとして引き続き正しい情報を発信し、感染拡大の防止につなげてまいります。一方で、社会・経済活動の正常化を目指す動きに歩調を合わせながら、地域の実情に応じた放送・サービスをお届けしてまいります。

 今回の解除を受けて、NHKでは、これまで緊急性・必要性の高い番組を除いて見合わせてきた、外部の出演者におこしいただく形での収録や外出を伴うロケ、中継、収録を、必要性を精査したうえで、十分な対策がとれる場合に限って随時再開します。
 引き続きすべての取材・制作現場において、人と人の間の身体的距離を十分確保することやリモート収録を最大限活用することなどの「3密」防止対策やマスクの着用、手指消毒などの感染予防対策を徹底します。外部出演者のスタジオ出演、収録にあたっては、具体的な感染防止の取り組みを出演者にご説明し、ご了承を得ることを前提とします。

 「NHKニュース おはよう日本」「ニュース シブ5時」「NHKニュース7」「ニュースウオッチ9」などのニュース番組、「あさイチ」「ごごナマ」などの情報番組では、これまで感染防止のため、メインキャスターやMCが交代でスタジオ出演したり、リモート出演したりする措置を講じてきましたが、あす27日水曜日から上記の対策を踏まえたうえで、メインキャスターやMC揃ってのスタジオ出演を順次再開します。

 ドラマや公開収録番組では、具体的な運用ルールをまとめたマニュアルを整備し、専門家のアドバイスも受けながら、収録再開に向けて具体的な検討をさらに進めてまいります。

 NHKは、「新型コロナウイルス危機をともに克服しよう~公共メディア・NHKの行動指針」にもとづき、引き続き視聴者・国民の皆さまに真に役立つ放送・サービスを提供してまいります。

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