最上もが うつ病告白 でんぱ組.inc脱退時を振り返り涙「しんどくなって」

[ 2020年5月15日 10:58 ]

モデルでタレントの最上もが
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 元でんぱ組.incのタレント最上もが(31)が14日、自身のYouTubeの公式チャンネルの生配信で「うつ病」であることを初告白した。

 生配信で「今のうちに、言っておこうと思うことがありまして」として自己紹介がてら今までの人生を振り返った最上は「(グループを)脱退した理由にブログで心身ともに疲れてしまって、体調が悪化してしまってと言ったんですが、具体的に何と言ってなくて」と回顧。「うつ病になりまして、ちなみに、今も治ってないです」とその理由がうつ病で、現在も闘病中であることを明かした。

 最上は「言わなくてもいいことなんだけど、最近、ちょっと言っておきたいなじゃないけど、そういう同じような人が相談のDMとか送ってきたときに、何て返したらいいんだろうって、自分もつらい瞬間が多いから。僕が結構落ち込んだりするのがそれが原因が多いから、そういうのをメンヘラって言われたし、そういうのも本当は早く治したかったし、ただちょっと…それがしんどくて、でんぱ組でいたかったけど、ついていけなくなっちゃった」と涙。

 「うつ病って傷があるわけでもないし、入院するまででも僕はないから、それって伝わらない。甘えてるって言われるし、あの時はできてたじゃんってことが全然できなくて、笑えなくなっちゃったりとか、人前に出る時もしんどい時もあった。だけど、仕事だから、休んじゃいけないと思ったし、それもやっぱりあいつ、ナメてんな!とか、一時はアンチもすごくて、甘えって思われても仕方なかったけど、本当に無理なんだよね」と病気の辛さを涙ながらに吐露。

 脱退当時、うつ病と診断されてはいなかったというが、「自分のこの状況がはっきりとうつ病って診断されて(しまったら)、どうしたらいんだろうって怖かった。当時は休みもなかったし、うつ病のために休みますとかも言えなくて…」と精神科や心療内科に行くことに戸惑いがあったようで、最近「しんどくなって」受診し、診断されたという。

 「やっぱりうつ病ですって言われて。この辛い感覚は5年前ぐらいからあって。ずっとうつ病だったんだなって」としみじみ。「今はうつ病ってただの脳の病気。治る可能性がある。そう思ったらすごく気が楽になった」と続けた。

 うつ病の悪化でグループを脱退。その後、生まれつき感受性が高く繊細な人のことを指すHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)であるとの診断も受け、今は「生きやすさを模索中!」と告白した。

 生配信後に更新したインスタグラムでも「でんぱ組を脱退した時 うつ病なので、と言えなかったのは甘えと言われるのが嫌だったのと、説明も難しかったからです たしかに、できないこともないけど できなくなる時も多いという厄介な病気だからです」と説明。「しっかりと診断されたのは最近ですが、症状的には6年ほどだったので ある意味、診断されたときはほっとしました。この考えは、いまの落ち込みは、治るんだっていう希望が少しでたからです」と公表したきっかけをつづり、「といってもブレるときはたくさんあるし ネガティブな発言を控えろとSNSでも言われてきましたが 同じような悩みを抱えてる人もいるから 少しでも寄り添えたらいいなって思います。HSPもね、ダブルでしんどいけど 良い方向にもってけそうなときもあるから伝えていけたらなと思います」とつづり、「せっかく生きてるなら 楽しく生きたいよね!」と呼びかけた。

 最上は2011年12月にでんぱ組.incに加入するも、2017年8月にブログで脱退を表明。その後、タレントとして活動を続け、今年4月にYoutubeチャンネルを開設した。

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