不満爆発…吉村府知事、特措法に「ポンコツ」 たけしは国会議員に「こいつらが金取ってると思うと…」

[ 2020年5月9日 22:54 ]

吉村洋文大阪府知事
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 吉村洋文大阪府知事(44)が9日、TBS「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(後9・00)にリモート出演し、新型コロナウイルス特措法について「ポンコツ」と痛烈に批判した。

 この日は黒岩祐治神奈川県知事(65)らがリモート出演し、コロナ禍での経済、医療などあらゆる問題を議論。吉村府知事は大阪府が給付を決めた休業要請支援金(府・市町村共同支援金)について「お金はそんなにないんだけども、市町村と共同して東京都並みの支援金をやることができました。今回(緊急事態宣言が)延長になって、家賃の支援策というのもやっていこうと思います」と胸を張った。

 「ただ一番根本の問題なのが、この特措法自体が本当にポンコツの、血の通っていない法律なんですよ」と法律システムを批判。「僕らが休業要請をかける、国が緊急事態宣言をかける、そして民間の皆さんに休業をしてくれと。これはハッキリ言ってむちゃくちゃな話です。人には外に出ないでくれと。それもむちゃくちゃな話。自由経済から明らかに外れている話なんだから、それをするのであれば裏返しの補償というのを法律にちゃんと明記しておかないと。それがないから今、グチャグチャになってるんですよ」と補償についての規定がない法律にダメ出しをした。

 さらに「僕は、これは国会議員の怠慢だと思います。僕もですが、全く給料の減らないメンバーです。じゃあ来月の家賃払えません、事務所の賃料払えませんと、毎日帳面をめくってる人たちの気持ちがわかんのか。もっと血の通った法律をつくってくれ、というのが僕の意見です」と語気を強めた。

 また、タレントのビートたけし(73)もあらゆる対応が後手後手に回っていることに対し「たまに出てくる国会議員、こいつらがこんなに金取ってると思うと腹立つね。なんだろうあれ、冗談じゃないよ。みんなに一律10万円で、自分たちの給料はいくらなんだよ一体」と怒りをあらわにしていた。

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2020年5月9日のニュース