渡辺3冠 棋王戦8連覇達成!王将戦最終局へ弾み「励みになる」

[ 2020年3月18日 05:30 ]

棋王戦8連覇を達成した渡辺3冠は王将戦へ弾みをつけた
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 将棋の第45期棋王戦5番勝負は17日、東京都渋谷区の東郷神社で第4局を行い、渡辺明棋王(35)=王将、棋聖との3冠=が本田奎五段(22)を96手で下し、3勝1敗で8連覇を達成した。

 プロ実質1年目でタイトル戦に進出した新進気鋭の本田を相手に貫禄を見せつけた渡辺は「2局目に完敗し、3局目以降で立て直すかどうかが課題だった。そのあたりがうまくいったと思う」とシリーズを振り返った。

 年明け以降は第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負とのダブルヘッダー。過密日程の影響か、公式戦4連敗を喫するなど「らしさ」を失いかけた時期を乗り越えての栄冠だ。「気づいたら(連覇が)8まで来たという感じで」と感慨深げな渡辺だが、25、26日には広瀬章人八段(33)と3勝3敗で迎える王将戦最終局(新潟県佐渡市)が待っている。「(棋王戦で)結果を出せて励みになる。年度内には大きな対局が残っているので頑張ります」と、佐渡決戦に向けて意気込んでいた。

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2020年3月18日のニュース