マヂカルラブリー野田、ゲームネタでネット支持獲得 賞金500万円は「雑に使います。課金とか」

[ 2020年3月8日 22:00 ]

「R-1ぐらんぷり2020」を制し、トロフィーを手に会見場に現れたマヂカルラブリー・野田クリスタル
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 一人芸の頂点を決める「R-1ぐらんぷり2020」決勝大会が8日に行われ、初優勝を果たしたお笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタル(33)が大会終了後、都内で報道陣の取材に応じた。

 コンピューターで自らプログラムしたスマホゲームアプリ風の画面を使い、ゲーム進行に有利な「課金」制度などを取り上げてシュールな笑いをとった。今年は審査員投票のほか、テレビやツイッターから視聴者の投票が受け付けられたことが勝因と分析。「リアルに言うと、ネットの投票がけっこう強めに入ったからだと思います。ネタの内容がゲームだったので、ネットの方に響いたのでは」と話した。

 新型コロナウイルス感染防止のため、大会史上初めて収録スタッフや関係者以外はスタジオに入れず、無観客で行われた。そのため野田は「お客さんがいないので、審査員の方を笑わせるつもりで頑張ってきました」と、桂文枝や久本雅美らが務めた審査員へのアピールを意識したという。さらに「今回はスタッフさんがいましたけど、完全なる無観客のネタ番組があって、そこでメンタルが鍛えられました。『あらびき団』っていうんですけどね」と笑わせた。

 優勝賞金の500万円の使いみちを聞かれると、「雑に使います。旅行とか(スマホアプリの)課金とか」と、披露したネタにかけて笑わせた。さらに「税理士にも頼んでしっかりします」と、税金対策にも言及。相方の村上(35)には「申し訳ないけど、絶対にあげません」と頭を下げつつ、副賞の缶チューハイ「ストロングゼロ」は「久しく相方と飲んでない。相方はすごい酒豪なので、ほとんど飲ませたい」と思いやった。

 R-1と並ぶお笑いの三大賞レース、M-1グランプリ、キングオブコントでも決勝進出経験があり、史上初の3冠も意識している。「(昨年R-1を制した霜降り明星の)粗品はリーチがかかってるんですよね。今年、キングオブコントに出たら、(優勝されそうで)やばい気がする。トリプルクラウン(3冠)になると僕の影が薄くなるので…殺します!」と、過激な言葉で粗品に宣戦を布告した。

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