東野幸治 世代間の変化にしみじみ…今の若手芸人は「お酒も飲まないしケンカもしない」

[ 2020年2月27日 20:28 ]

都内でエッセイ集「この素晴らしき世界」刊行記念イベントを行った東野幸治
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 お笑い芸人の東野幸治(52)が27日、都内の書店でエッセー集「この素晴らしき世界」(新潮社)の刊行記念イベントを開催し、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(44)とともにファン100人の前でトークショーを行った。

 東野は若手芸人の印象について「本当に優しくてにこにこしている。人の邪魔してまで前に出る人いないでしょ? 仲がいいし、お酒も飲まないし、ケンカもしない」といい、「僕らのときは睨みつけていた。感じ悪かったと思う。ほんこんさんは若手がしゃべろうとしたらテーブルの下でぐっと膝を掴みますから。しゃべる間をズラす。そういう世代の人間ですから」と世代間の変化を話した。佐久間氏も同調し、「その世代の最後のほうが(品川庄司の)品川さん」とした。

 また、東野は「浅草花月で一時、ゲームが禁止になった。大阪から師匠が出番で出てくる。大阪の師匠はおしゃべり好きだけど、若手は誰も寄ってこないし、ずっとゲームしている。キレてマネジャーに『若手全員ゲーム禁止や!』って」と笑いながら告白。佐久間氏は「ナベプロのお笑いナンバー決定戦があって行ったんですが、ナベプロの若手は大学のサークルくらいめちゃくちゃ仲がいい。お前あのネタ面白いなみたいな」と話すと、東野はそのエピソードに目を丸くして「団塊の世代というか、若手の間に大きな川が流れていますよね」と時代の移り変わりにしみじみしていた。

 同書は、東野がよしもと芸人の知られざるエピソードを赤裸々につづったもので、「愛おしいというか、ダメなところもあるけど、それを凌駕できるいいところもある」と芸人への思いを吐露。東野が佐久間氏に「気になるよしもと芸人は誰?」と直球の質問を投げかけると、佐久間氏は南海キャンディーズの山里亮太(42)を挙げた。昔「ゴッドタン」(テレビ東京)に出演した頃の山里は「面白かったけど当時は妬み嫉み(キャラ)だった。いまの山ちゃんとはまだ全然、ちゃんとできていないので」とオファーに意欲を示した。

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