西川貴教「自己責任は無責任」投稿は政治批判ではない 真意説明「基本方針を明確にして」

[ 2020年2月27日 16:04 ]

会見する西川貴教
Photo By スポニチ

 「T.M.Revolution」こと歌手の西川貴教(49)が27日、大阪市のカンテレで、スペシャルゲストシンガーとして出演するダンスエンターテインメント「BURN THE FLOOR」(バーン・ザ・フロア)の取材会を開いた。

 25日に政府が発表した新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、各地でさまざまなイベントの中止が相次ぐ中、この日の取材会も中止が検討されたが、予定通り開催。東京公演が5月28日~6月1日、大阪公演が6月3日~8日と3カ月以上先であることから、事態の収束を期待して予定通り準備が進められている。

 西川は25日、政府の基本方針を受け自身のツイッターを更新。「なぁなぁ、で結局のとこライブとかイベントはやっていいの?あかんの?どっち?やっても怒られて、やめても怒られる…そろそろ政府でちゃんと決めて欲しい…『自己責任』は無責任ッスよ…」とつぶやいていたが、この日は公の場で初めて言及。「業界のことをあまりご存じない方が見聞きされると、僕が政治批判しているみたいに受け取ってる方がいらっしゃるようですけど、全然そうではない。もちろんお客様の安全が一番です。ですけどやりたい気持ちがあって、そのために何日も、何カ月もかけて準備している。隣ではやってて、隣ではやってないとなると、お客様からすると1回しかないし、楽しみにされていた方からすると、きちんとした基本方針が明確でなかった場合『隣はやってるじゃないの』と思う人がいて、かたや『止めるべきだよ』と言う人がいる。どっちも責められちゃう。僕らはみんな思いは一つで、来てくださってる方のためにやりたい。きちんと明確にしていただいた方が、皆さんの戸惑いを少なくするだろうなと」と改めて頭を悩ませている現状を明かし、「それぞれが、一人一人が心がけていくしかないんですけど、一日も早く我々がこういった形で皆さんを元気にできるような役割を担えるように祈るというか、みんなで一緒に拡散しないように努力していきましょうと投げかけていくしかないと思っています」と呼びかけた。

 普段から手洗いうがいを徹底し、マスクも商売道具の喉を守るためにストックしているというが、日本人シンガーとして初参加となる公演に向けてトレーニングメニューを変更するなど、体をつくっている最中でもある。「見た目を良くするためには(体を)絞るのがいいんでしょうけど、抵抗力も落ちるのでそことのせめぎ合い。トレーニングと同様にビタミンを多く摂るとか、食べることも大事。やり過ぎてよくないということはないと思うので、皆さんも本当に気をつけていただければと思います」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年2月27日のニュース