たけし 新型コロナウイルス拡大に持論「せめて同じ程度に社会的なゆがみを…」

[ 2020年2月23日 15:50 ]

ビートたけし
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 タレント、ビートたけし(73)が23日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大について、私見を述べた。

 マスク不足、イベントが中止になるなど、生活・経済にもさまざまな影響を及ぼしている新型コロナウイルス。たけしは、自身がひいきにしている整体師とのやりとりを振り返り、「電話で今日お願いしますって言ったら『たけしさん、僕花粉症なんですけど、マスクしてゲホゲホしても気にしないでください。花粉症ですからね』って。分かりましたよって。先生もこんな思いしている」。コロナではなく「花粉症」と念を押す整体師の様子を伝えた。

 医学博士の中原英臣氏は、「ちょっとみなさん怖がり過ぎている。病気自体はWHO(世界保健機関)は80%以上は軽症だと言っているんですよ」と説明。日本感染症学会専門医の寺嶋毅氏は「10人に2人は重症になる。ということは怖いと思います」と返すなど、スタジオでは討論が展開された。

 番組のラストにたけしは、「コロナウイルスで日本中がパニック状態になっているけど、死者とか社会的な影響もすごいんだろうけれど、自殺者の数を考えたら」と指摘した。続けて、「(自殺は)ウイルスのような感染じゃなくて、自分が置かれる社会的な位置の精神的な、っていうのかな。自殺者が多い時代に、そっちはあまりみんな気にしていないのに。まだどうなるか分からないけれど、コロナウイルスでこれだけ騒ぐのに、せめて同じ程度に社会的なゆがみとかいうのをね、厚労省でも考えてほしいっていう感じはしますけどね」と話していた。

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2020年2月23日のニュース