悪性リンパ腫の笠井信輔アナ 当初マイナス思考も「切り替えて闘っていこうと」、入院後はブログ開設予定

[ 2019年12月19日 09:13 ]

フリーアナウンサーの笠井信輔
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 悪性リンパ腫のため近く入院することを発表したフリーの笠井信輔アナウンサー(56)が19日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に生出演。今後、病気と向き合う決意を語った。

 この日、笠井アナは病気を知った時の気持ちを「なんで今、なんで俺って思った。青天の霹靂(へきれき)を超える驚きでした」と話し「めまいがした。俺、死ぬのって」と説明。今後の治療などについても語った。

 終盤になると「最後にいいですか?」と切り出した笠井アナは「東日本大震災時の取材の経験を今、強く感じていることがある。それは足し算の縁と引き算の縁という自分なりの考え方」と告白。「東日本大震災って当初は『あの人が亡くなった』『この人が亡くなった』『あの人が行方不明になった』って引き算で考えて話をしていた。でも、途中から『避難所であの人に会えた』『病院でこの人と知り合った』『ボランティアで誰々と知り合った』って足し算の縁を話す人が増えた」と振り返り「そういう人を語る人から復興の中心人物になっていった。そのスイッチの切り替えは大事」と考えを述べた。

 続けて悪性リンパ腫だと知った時は「僕は『あの仕事もなくなった』『この仕事もなくなった』って山のような仕事のキャンセルばかり引き算で考えていた」とマイナス思考だったことを明かした。それでも「ここから新たな出会いがあるはず。病院でも、オンライン上の人々でも、そういった人たちと『新たに会うことができた』『この病気のおかげでこうなれたんだ』っていう自分に切り替えて闘っていこうと思う」と決意。最後は「頑張ります」と強く意気込んだ。

 笠井アナは入院後に自身のブログ「笠井TIMES 人生プラマイゼロがちょうどいい」を開設予定。闘病生活や思いをつづっていく。

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2019年12月19日のニュース