ラグビー福岡堅樹 医師の夢“封印”決意した花園でのトライ「ラグビーを優先する道を選ぶことが…」

[ 2019年12月15日 14:54 ]

ラグビー日本代表の福岡堅樹
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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強入りを果たした日本代表のWTB福岡堅樹(27=パナソニック)らが14日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。「第99回全国高校ラグビー大会」(27日開幕)が行われる、高校生ラガーたちの“聖地”花園ラグビー場への思いを語った。

 福岡県屈指の進学校、福岡高出身の福岡は「花園に出るということが自分のラグビーの中では1番大きな目標だった」は高校時代を回顧。当時は卒業後もラグビーを続ける意思はなく、「どちらかというと医学部に行くだろうなって漠然と考えていました」と振り返った。だが、3年生で出場した2010年度大会の1回戦の本郷戦、1点のビハインドで迎えたラスト1プレーで、自陣でボールを受け左サイドを切り裂き、左隅に“奇跡の逆転トライ”。このトライで医師になる夢を“封印”し大学で競技を続けることを決意した福岡は「両親に相談して、“大学を卒業してもう1回医者になりたいなら、もう1回チャレンジすればいい”って。“その時はサポートするから”という言葉をもらえたので、自分自身思いきってラグビーを優先する道を選ぶことができました」と明かした。

 また、神奈川・桐蔭学園出身のFB/WTB松島幸太朗(26=サントリーは、2010年度大会準決勝の大阪朝鮮高戦で、自陣のボールを奪い100メートルを独走してトライしたVTRを見て「僕のところにボールが入ってきたので、無我夢中で走ったと思います。負けたら終わりなんでドキドキしながらやってましたし毎試合、最後だという気持ちで臨んでいました」と振り返った。

 一方、W杯で5試合すべてに出場した、大阪・東海大仰星高出身のFB山中亮平(31=神戸製鋼)は06年度大会にチームのSOとして出場。変幻自在のプレーで“ファンタジスタ”と呼ばれ全国制覇し「高校に入ってから花園で優勝するっていうのは1つの目標だったので、そこでの優勝はすごくいい経験になりましたし、今のラグビー人生にも大きくつながっているところがあると思います」と話した。

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