来年後期朝ドラ「おちょやん」 「半沢直樹」八津弘幸氏が脚本「王道中の王道」も「進化した朝ドラを」

[ 2019年10月30日 19:21 ]

2020年度後期連続テレビ小説「おちょやん」ヒロイン発表会見に出席したヒロインを演じる杉咲花(右)と脚本の八津弘幸氏
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 NHKの2020年度後期連続テレビ小説「おちょやん」(月~金曜前8・00)に決まり、女優・杉咲花(22)がヒロインを務めることが30日、同局で発表された。

 放送中の「スカーレット」、来春スタートの「エール」に続く朝ドラ通算103作目。“大阪のお母さん”と言われる女優・浪花千栄子さんの半生をモデルとして描く。杉咲は16年度前期「とと姉ちゃん」で主人公の妹役として出演して以来2度目の朝ドラ。

 脚本はTBS「半沢直樹」「下町ロケット」などで知られる八津弘幸氏(48)が担当。八津氏は今回のオファーに「恐怖というか、すごい恐ろしい。NHKの朝ドラというプレッシャーで毎日つぶされそうになりながら、毎日ビクビクしながら書いている」と心境を吐露。それでも「どうせやるなら、爪痕は残したい」としつつも「(結果的には)一人の有名な喜劇女優の一代記をやるという王道中の王道をやることになった。今の気持ちは本当に王道で良かったなと。朝ドラならではの王道の良さがある。ただ、ベースは王道でいいと思うが、僕なりの遊び心も入れさせてもらっている。いい意味で、これまでとはちょっと違う、進化した朝ドラを皆さんにお届けしたい。王道中の王道だからこそできることもある。空振りかホームランかとになるとは思うが楽しみにしていただきたい」と自信をのぞかせた。

 ヒロインの杉咲については、八津氏も「お芝居に関しては僕が何か言うようなことではない。全幅の信頼を寄せている」と太鼓判。「朝ドラって会話って楽しむものだったりする。杉咲さんの明るいチャーミングな感じをイメージしながら書かせていただいています」とし、「(杉咲には)しゃべらせたいと思っているので、いっぱいボケていただきたい」と期待を寄せた。 

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2019年10月30日のニュース