ロンブー淳“辞めない” 吉本で亮を待つ “加藤の乱”収束の兆し受け決断

[ 2019年8月2日 05:30 ]

吉本興業分裂危機 淳、公の場で初言及

吉本興業の分裂危機について初言及した田村淳
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 ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)が1日、都内で「株式会社がちキャラ」の設立会見を行った。闇営業問題に端を発した吉本興業の分裂危機について初めて公の場で言及。会社を辞めることは「僕はありません」と“吉本残留”の意思を表明した。現在謹慎中の相方、田村亮(47)の様子についても明かした。

 先月20日に雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と亮が都内で謝罪会見をして以来発言に注目が集まっていた淳が、ようやく公の場で口を開いた。「亮さんがどうなるか分からない。ロンドンブーツも守りたい、でも吉本にもいたい。僕の中で岐路に立たされている」と複雑な心中を明かした。

 淳が一番気にかけているのは謹慎中の亮の現状。毎日電話で連絡を取っているといい「感情の起伏が激しいです。落ち込んでいる時もあれば無理して笑っている時もある」と明かした。話題には気を使っており、コンビの今後などではなく「普通に世の中に起きているようなことを話しています」とした。本紙の取材によると、亮は一連の騒動から体調不良により精神的にかなり落ち込んでいるという。復帰に向けての話し合いができる状態ではなく、周囲も心配している。

 当初淳は、かねて会社に不満を持ち経営陣の退陣を求めていた極楽とんぼ加藤浩次(50)と同調していたが、“残留”で気持ちは固まった。報道陣からの「吉本を辞めることはない?」の質問に「僕はない」ときっぱり否定。あくまで吉本に残って、亮の復帰を待つ意向を示した。

 これには、淳や亮が若手時代から慕っていた加藤の離脱の可能性が低くなったことにも一因があるとみられる。当初は「極楽に続いてロンブーも離脱するのでは」(関係者)との見方もあった。だが、当の亮は体調不良で交渉の場につけず、加藤については盟友のナインティナイン岡村隆史(49)が退社を引き留め、これまで接点がなかったダウンタウン松本人志(55)とも頻繁に連絡を取るようになり、芸人は一枚岩となりつつある。まだ結論は出ていないものの“加藤の乱”もこれで収束に向かいそうだ。加えて、淳が気に掛けていた契約書問題など会社側も待遇面の改善を急いでいる。

 謝罪会見で契約の解消を望んだ亮については現在、会社側がコンタクトを取るために動いている。「(会社と亮は)一度関係が崩れちゃっている。でも亮さんには交渉の場に一回ついてほしい。僕としては戻ってきてもらいたいですからね」と淳。ファンに笑顔を届けられる日を夢見ている。

 《「なってみないか?」キャラクター打診に亮既読スルー》「株式会社がちキャラ」は、SNSを中心に活動しているさまざまなキャラクターの派遣業務を行う会社。淳は出資者で会長職を担う。会見では、亮に「キャラクターになってみないか」とLINEで打診したことを明かした。「今、謹慎中だけど、こういうキャラクターを作って、いろいろと子供たちの場所に行ったりするのをやってみたらどうか」と会社概要を投げたが「既読スルー」で反応なし。「それどころじゃないんだと思います」と苦笑いしていた。

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