深キョン 高校の後輩・松潤は「謎めいている」 約20年ぶり共演

[ 2019年7月3日 13:37 ]

NHK「永遠のニシパ~」の試写会に出席した松本潤(右)と深田恭子
Photo By スポニチ

 嵐の松本潤(35)が主演するNHKスペシャルドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」の完成試写会が3日、東京・渋谷の同局で開かれた。松本は幕末の探検家、松浦武四郎を演じており、蝦夷地で出会うアイヌの女性リセ役を深田恭子(36)が務めた。2人の共演は約20年ぶり。深田は「最初に共演したのは中学生ぐらい。今回は北海道での合宿のような生活でした」と現地ロケを振り返った。

 これに対して松本は、「深田さんは高校の一つ上の先輩。次に共演した時は確か高校生になっていて、あっ、先輩だという印象があった」と記憶をたどり、今回は「全然違う関係性で共演できた」と感想。「パブリックなイメージどおりの、ものすごい純粋な方。芝居が(その瞬間その瞬間)全然違う。感覚を前に出す方なんだと思い、凄く新鮮なでした。よく、こんなに(1回1回演技が)変わるなと」と話した。

 横で深田は「それ、絶対に褒めてないですよ。何か…出ちゃってます」と苦笑い。松本については「もちろん座長としては凄く頼もしい存在」と持ち上げつつ、「今みたいに謎めいていて。何をおっしゃっるのか想像がつかない。現場でも本当に、日によって違う顔を見せてくれます」と明かした。具体的には「ちょっと近づけたかなと思うと、バシャーンと(ガードして遮るように)なっているときもあるので」とシャッターを下ろすようなポーズで説明。「なかなか、なかなか…もっと一緒にお仕事をさせていただきたくなるような。凄く興味があります。松本さんに」と続けた。

 これには松本も「バシャーンとなんか、していないですよ」と慌てて否定し、「是非、またご一緒に」と頭を下げた。

 「永遠のニシパ」は1869年に「北海道」と命名されてから150年を記念したドラマ。蝦夷地をロシアから守らなければならないと決意した松浦が探査に向かった先で人々の優しさに触れる一方で、松前藩のアイヌへの搾取略奪の場を目の当たりにする。厳しい実態を告発すると、松前藩から命を狙われてしまうが、幕府から雇われて再び蝦夷地を探査することになる。

 松本が歴史上の人物を演じたのは初めて。「ロケ初日に(足もとが)崩れるような急斜面を歩き、こんな過酷な場所に松浦武四郎さんという人は足を踏み入れて測量したのだ、と役に入りやすかった」と振り返り、「北海道は(嵐の)ライブで何度も行かせてもらいましたが、より好きになりました」と笑顔を見せた。

 今月1日には別の取材会で、所属するジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)が解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血で入院していることを公表したが、この件についてはコメントしなかった。

 「永遠のニシパ~」の脚本は大石静氏(67)。放送は15日午後7時30分から。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月3日のニュース