元宝塚・北翔海莉の母、脱税認める 私設ファンクラブ運営

[ 2019年7月3日 11:41 ]

 宝塚歌劇団の元星組トップスター北翔海莉さんの私設ファンクラブを運営し、所得税約4781万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われた北翔さんの母で会社役員の吉野博子被告(67)は3日、千葉地裁(佐藤哲郎裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、ファンクラブの事務所の経費を支払った後、収入の残りを自分や家族名義の口座に入れ、それらの口座から私用の支払いもしていたと指摘した。

 起訴状によると2016年、ファンクラブに計約1億1700万円の収入があったのに申告せず、所得税を納めなかったとしている。
 吉野被告の弁護人によると、既に納税を済ませ、起訴内容は争わない方針。収入は会費やグッズ販売で得たもので、北翔さんは資金管理に無関係としている。

 北翔さんは15年にトップスターに就任し、16年11月に退団した。事件後、自身のホームページに「大変なご迷惑とご心配をお掛けすることになり、誠に申し訳ない」とのコメントを掲載した。(共同)

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2019年7月3日のニュース