TBS社長「反社とつながりある者の出演はあってはならない」 「炎の体育会TV」宮迫出演シーンはカット

[ 2019年7月3日 15:35 ]

TBSの社屋
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 お笑い芸人が事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を詐欺グループや暴力団関係者といった反社会的勢力を相手に行った問題について、TBSの佐々木卓社長は3日の定例記者会見で、「反社会勢力とつながりのある出演者、反社会的勢力の活動を助ける出演者の出演はあってはならない」と言及した。

 闇営業問題を巡っては、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)ら吉本興業所属の13人ら芸人計15人が謹慎処分となっている。宮迫がレギュラー出演してきた「炎の体育会TV」についてTBS編成局幹部は、「番組は続けていく」としたうえで「宮迫さんの出演シーンについてはカットして放送する」と対応を説明。謹慎が明けたら再び出演させるかどうかについては「まだ何も決まっていません」とした。

 今回の吉本興業の対応について、TBS幹部は「所属事務所(吉本興業)の方で詳細な調査を行った上で(タレントに)処分をしていると考えている。事実関係、事務所の判断等を総合的に判断し、われわれ独自の考えもありますので、それを加味しながら必要な対応を決めていく」と方針を説明。改めて吉本側にコンプライアンスの遵守を申し入れるかどうかについては「いわずもがなで、お互いの了解事項だと思っている。その上で(吉本側が)処分を決めていると思うので、私どもも、それを踏まえて判断する」と述べるにとどめた。

 また、佐々木社長は「民放連の指針にも明確にありますし、私たちTBSも日頃から反社会的勢力に介入する隙を与えないことが大事だと思っています。隙を見せると介入を許してしまうので。それに気をつけることが大切」と述べた。

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2019年7月3日のニュース