「銀魂」本当に終わった?作者も自嘲“終わる終わる詐欺”の末、15年半の歴史に幕

[ 2019年6月20日 15:55 ]

「銀魂」キャンペーンの告知 (c)空知英秋/集英社
Photo By 提供写真

 2003年末に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載が始まった人気漫画「銀魂」(空知英秋さん作)が20日、スマートフォン向けの「銀魂公式アプリ」で配信された第704訓(話)「天然パーマにロクな奴はいない」で完結した。

 昨年8月に週刊少年ジャンプで「残り5話で完結する」と予告しながら終われず、掲載媒体を変更して最終回を目指して描く状態を繰り返し、作者の空知さん自身が「終わる終わる詐欺」と自嘲(ちょう)していた。

 「銀魂」は、開国を迫る異星人に占領された架空の江戸の町を舞台に、何でも屋の坂田銀時の活躍を描くSF時代劇コメディー。アニメは4期、小栗旬主演の実写映画2本がつくられた。

 公式サイト「銀魂どっとこむ」では、完結を記念して「ホントにホントでホントの完結記念!『元気魂』キャンペーン」の開催を発表した。

 読者からの感謝コメントを募って「銀魂」単行本最終刊(77巻)の新聞広告に掲載するもので、6月20日~7月20日にツイッターで「♯さよなら銀魂」のタグをつけて少年ジャンプ編集部(@jump_henshuubu)のアカウントにメンションした投稿が対象となる。

 キャンペーン開催の経緯が特設ページ(http://www.j-gintama.com/genkidama/)に漫画で掲載されている。これまで、度重なる完結告知キャンペーンで多額の予算をつぎ込んでおり、今回は最後の予算を振り絞っての告知となるとしている。

「銀魂」完結までの主な流れ
▼2016年4月 最終章「銀ノ魂」篇始動
▼2018年8月 「あと5回で完結」告知
▼9月 週刊少年ジャンプでの連載終了(完結せず)
▼12月 「ジャンプGIGA」に移籍し連載開始(3話予定)
▼2019年2月 「GIGA」での連載終了(完結せず)
▼5月13日 銀魂公式アプリで配信開始
▼27日 6月17日配信分での完結を告知
▼6月14日 最終回の配信を20日に変更
▼20日 最終回を配信(完結)

続きを表示

この記事のフォト

2019年6月20日のニュース