藤井聡太七段 棋王戦挑戦者決定T入りへ王手 牧野五段との「際どい勝負」制した

[ 2019年5月15日 20:41 ]

棋王戦の組別予選準決勝、牧野光則五段を破って3期連続の挑戦者決定トーナメント入りを果たした藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(16)が15日、大阪市内の関西将棋会館で指された棋王戦の組別予選準決勝で牧野光則五段(31)に139手で勝利。3期連続の挑戦者決定トーナメント入りに王手をかけた。

 終局後は優位な先手番にながら苦戦したことを「難しい形にしてしまった。際どい勝負になってしまった」と反省。それでも最後は入玉を狙って粘った相手を押し切った。

 過去、参加した2期はいずれも挑戦者決定T1回戦で敗退。これまで5戦5勝と相性のいい都成竜馬五段(29)とあたる、組別予選決勝のあくまで結果次第だが「今期はそれより上に行きたい」と力を込めた。

 棋王の現保持者は渡辺明2冠(王将も保持)。例年2~3月にかけてタイトルをかけた五番勝負が行われ、藤井が今年度にタイトルを獲得できる可能性のある4棋戦の1つ。

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