10歳仲邑初段“プロ初白星” 37歳種村二段は脱帽「スキがなかった」

[ 2019年4月28日 13:02 ]

種村小百合二段(右)と足台を使って対局する仲邑菫初段
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 今月史上最年少でプロ囲碁棋士になった仲邑菫初段(10)が28日、日本棋院関西総本部(大阪市北区)で非公式戦の若竹杯に出場し、種村小百合二段(37)に黒番中押し勝ちした。

 立会の後藤俊午九段は「ニギリで先手番になり、序盤から攻勢に立って押し切った完勝」と評価。若竹杯はトーナメント戦で1日2局のため、午後は村松大樹六段(30)と対局する。村松は、仲邑の父で師匠でもある仲邑信也九段門下で同門対決になる。

 “プロ初白星”の対局後、仲邑は「あまり緊張せずに打てた。勝ててうれしいです」と笑顔で感想を語った。一方、種村は「あまり意識せず打とうと思ったが、内容がよくなく残念です。仲邑?勝負所がつよくてスキがなかった」と10歳の実力を認めた。

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