NHK放送総局長会見 視聴率苦戦の「いだてん」スタッフにエール「最後まで走り抜けて」

[ 2019年3月20日 16:13 ]

NHK
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 NHKの木田幸紀放送総局長が20日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、視聴率の苦戦が続く大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)について「最後まで走り抜けていただきたい」とスタッフの背中を押した。

 「いだてん」は初回15・5%で、0・1ポイントながら前作「西郷どん」の初回15・4%を上回ったが、第2話は12・0%と大幅3・5ポイント減。第3話13・2%、第4話11・6%、第5話10・2%と推移し、第6話で9・9%と“史上最速”で1桁に陥落。その後も第7話9・5%、第8話9・3%、第9話9・7%、第10話8・7%、第11話も8・7%と1桁が続いている。

 木田放送総局長は「僕自身は毎回、大変楽しく見ています。細部にまで作りこまれていて、ある意味、たくらみに満ちていて、楽しい」と作品を称賛。ただ、視聴率については「幅広く多くの視聴者に見ていただいているとは言えない」と苦戦していることは認めつつ、「今後少しでも楽しさがわかるように、PRや、中身の紹介は節目節目でやっていきたい」とテコ入れ策について語った。さらに「オリンピックが近づいてくるという世の中の空気も後押ししてくれると思う」とも。「最後まで、最初に企画した狙いを貫いてもらって、後にも先にもない大河ドラマを作るんだ、作ったんだ!と最後まで走り抜けていただきたい」とスタッフにエールを送った。

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