石原さとみ 舞台初共演・吉田鋼太郎に希望「早くダメ出しされたい」

[ 2019年2月8日 05:30 ]

舞台「アジアの女」に主演する石原さとみ
Photo By 提供写真

 女優の石原さとみ(32)が、俳優吉田鋼太郎(60)の“しごき”を受ける。9月上演の舞台「アジアの女」に主演し、吉田が演出を務めることが決定。石原は「早くダメ出しされたい」と待ちわびている。

 劇作家・長塚圭史氏(43)の戯曲で、13年ぶりの上演。大災害の後の東京を舞台に、多くのモノを失った人間がどう生きるのかを描く。石原は半壊した家に兄(山内圭哉)と住む、心を病んだ女性役。5人芝居で、吉田も書けない作家役で出演。2人は初共演となる。

 石原の希望がかなう舞台だ。「もっと上達したい、指導を受けたい」という思いが強く、プロデューサーが「吉田さんならピッタリ」と企画した。役柄も自身が演じることの少ない地味な女性。「見る人によって受け取り方が異なる役を演じたい」という希望に合った役どころだ。

 吉田は主宰劇団で長く演出家として活動。普段は陽気だが、演出では愛を持って厳しく役者を指導する。吉田も今作を楽しみにしており「“こんな一面があったのか”と思わせる、そんな彼女を見てみたい」と話している。

 石原は先月、吉田の演出舞台「ヘンリー五世」の稽古を見学し、その指導に感激した。8月からの稽古に向け「変わった危うい役柄なので、毎日悩み苦しむ2カ月になる気がします。だからこそ、舞台がやっぱり好きだ、この学び多い時間が楽しくて仕方ない、と思える自分になることは間違いありません」と胸を躍らせている。

 東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで9月6〜29日に上演。

続きを表示

この記事のフォト

2019年2月8日のニュース