“世界の渡辺謙”主演ミュージカル「王様と私」映像、東京&大阪で3日間限定上映

[ 2019年1月24日 04:00 ]

ミュージカル「王様と私」で共演する渡辺謙とケリー・オハラ(C)Matthew Murphy
Photo By 提供写真

 英ロンドンで昨年6〜9月に上演された俳優渡辺謙(59)主演のミュージカル「王様と私」の映像が、2月22〜24日の3日間限定で上映されることが決定した。東京・TOHOシネマズ日比谷と大阪ステーションシティシネマの2カ所で行われる。今年7〜8月上旬に東京・東急シアターオーブで“凱旋公演”が予定されており、全編英語の本場のミュージカルが一足先に日本に届く。

 15、16年には米ニューヨークのブロードウェー、ロンドンではウエストエンドで上演され、ミュージカルの“2大聖地”で大成功した作品。15年には米国演劇界の最高峰「トニー賞」で4冠を獲得。渡辺とともにダブル主演を務めたブロードウェーを代表する女優、ケリー・オハラ(42)が主演女優賞に輝いた。

 上映される映像は昨年8月、ロンドン市内など英国などで生中継されたもの。「The King and I 王様と私」と題して日本に輸入されてお目見えする。前、後編で途中休憩を挟んだ全2時間53分の映像を日本語字幕付きで楽しめる。

 同公演の際に渡辺はスポニチ本紙インタビューに「今後は考えられない。今回が最後になるかもしれない」との意気込みで臨んだ作品。日本公演が決まると「自分たちがつくってきたものをお見せしたいと思うようになりました」と凱旋公演に全力を注ぐことを誓っていた。

 本番に先駆けて、まずは連日スタンディングオベーションで現地ファンを沸かせたロンドン公演の本場の興奮が劇場で再現される。

 ▽「王様と私」 タイの王様と英国人家庭教師の交流を描く物語で、1951年の初演以来世界中で愛されてきた。56年には俳優のユル・ブリナーが主演した映画が大ヒットし「Shall We Dance?」などの楽曲でも有名となった。15年のニューヨーク公演ではトニー賞で4冠。18年のロンドン公演でも英紙「タイムズ」が五つ星で称えるなど高評価を受けた。

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