中村倫也10年ぶり本多劇場!根本宗子脚本・演出「クラッシャー女中」で麻生久美子と舞台初共演

[ 2019年1月18日 18:00 ]

舞台「クラッシャー女中」に出演する(上段左から)西田尚美、趣里(中段左から)中村倫也、麻生久美子(下段左から)根本宗子、佐藤真弓、田村健太郎
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 女優の麻生久美子(40)と俳優の中村倫也(32)が3〜4月に東京・本多劇場で上演される「クラッシャー女中」で舞台初共演する。

 若い女性に絶大な人気を誇り、今、最も勢いに乗る若手演劇人・根本宗子(29)が脚本・演出を手掛ける最新作。すべてに貪欲でやっかいな屋敷の女中・ゆみこ(麻生)を中心に悲喜劇が繰り広げられる。

 昨年4〜9月のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」など引く手あまたのカメレオン俳優・中村は2014年8〜9月の主演舞台「ヒストリーボーイズ」(世田谷パブリックシアター)で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。舞台出演は17年7月の「怒りをこめてふり返れ」(新国立劇場小劇場)以来。演劇の街・下北沢の聖地・本多劇場には09年2月の真心一座「身も心も 流れ姉妹〜獣たちの夜〜」以来、約10年ぶりの登場となる。今回は屋敷の息子・義則役を演じる。

 麻生は「初舞台から10年経ちましたが、まだまだ舞台の上に立つことが怖いです。作・演出の根本宗子さんとは今回初めてご一緒させていただきますが、女性ならではの視点で人間の、人には見せたくない嫌なところや隠したいところをリアルにコミカルに描かれていられるので、今回、どのように演出していただけるのか、とても楽しみです」と意気込み。

 中村も「思い入れのある小屋(本多劇場)での公演なので、楽しみです。舞台は自分の地元みたいなものなので。根本さんの作品はたくさん観てきてて、いつかやりたいなと思っていたんです。舞台やドラマで色んな役をやらせてもらってきたので『次どういうことをやったら楽しいか』とマネジャーと相談していた時にちょうどオファーを頂いたので『コレだね!』と直感して決めました。どんな作品になるのか楽しみにしています」と張り切っている。

 根本は、麻生について「舞台で拝見するとキレイで少し現実離れした美人というイメージがあるけど、大変コメディエンヌでもあるじゃないですか。なので、美人な最強サークルクラッシャー役を描きたいなと。麻生さんが持っている空気感がどこか憎めないチャーミングさがあるので、内容がブラックでもお客さんが笑えて嫌な気持ちにならず、スカッとするところを目指したいです」、中村について「舞台でご一緒するのは初めてなので、楽しみです。中村さんは近年サイコパスな役のイメージが強い気がするので、今回は優しくてカッコいい、おバカな役を書きたいと思っています。ご本人とお話しした際、『くだらないヤツがいい!』とおっしゃっていたので、私の中の私がニヤリとしまして。本人には『嫌だ』と言われそうですが“すっごいカッコいいけれど、死ぬほど頭が悪い”役を是非やってほしいです」とコメント。

 「麻生さんが人間関係をかき乱して崩していく中で、全くそれに対して怒りという感情を持っていない中村さんが合わさると、どうなっていくのか楽しみです」と構想を明かした。

 義則(中村)の婚約者・静香役に趣里(28)、屋敷の主で息子の義則を溺愛する母・和沙役に西田尚美(46)の他、根本、佐藤真弓(50)田村健太郎(32)が共演する。

 公演日程は【東京公演】3月22日〜4月14日=本多劇場【名古屋公演】4月17日=日本特殊陶業市民会館ビレッジホール【大阪公演】4月19日〜21日=梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【島根公演】4月23日=島根県民会館大ホール【広島公演】4月25日=JMSアステールプラザ大ホール。チケット一般発売日は1月19日(島根公演のみ2月23日)。

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