王将戦第1局 挑戦者の渡辺明棋王が先勝 93手目で「読み抜けがなければ勝てると思った」

[ 2019年1月14日 18:52 ]

<第68期王将戦七番勝負第1局・2日目>感想戦で笑顔を見せる渡辺棋王。右後方は見学するカロリーナ・ステチェンスカ女流1級(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 将棋の第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第1局は14日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で2日目の対局が指し継がれ、挑戦者の渡辺明棋王(34)が115手で久保利明王将(43)に先勝した。

 終局は午後6時19分。消費時間は先手の渡辺棋王が7時間6分、後手の久保王将が7時間59分だった。

 第2局は1月26、27日に大阪府高槻市の山水館で指される。

 ▼渡辺棋王の話 (93手目の)8三銀を打ったあたりで、読み抜けがなければ勝てると思った。(2日制で)時間の使い方は意識せず、難しいところで考えていたらスローペースになった。まだ始まったばかり。次も作戦を練って頑張りたい。

 ▼久保王将の話 どこで手を変えたら良かったか、すぐには分からない。ずっと分からない将棋で、最後はちょっと足りなかった。(第2局は)あらためてしっかり準備して臨みたい。

続きを表示

この記事のフォト

2019年1月14日のニュース