新海誠監督3年ぶりの新作は「天気の子」 「君の名は。」宣伝活動中に見た積乱雲から着想

[ 2018年12月14日 05:30 ]

新海誠監督最新作「天気の子」製作発表記者会見に出席した(左から)森七菜、新海誠監督、醍醐虎汰朗
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 興行収入250億円を超え邦画歴代2位の大ヒットを記録した「君の名は。」の新海誠監督(45)による3年ぶりの新作アニメ映画が「天気の子」に決まった。13日、都内で発表された。公開は来年7月19日。

 「君の名は。」は海外でも125の国と地域で公開され、約400億円を稼ぎ出した。「天気の子」の発想は、その宣伝活動中だった16年夏に見上げた空の積乱雲が起点になったという。新海監督は「積乱雲は成層圏にぶつかると横に広がる。暑くてつらくて消耗していたので、その広がった空の上の平原でゆっくりしたいと思ったことがビジュアルとして浮かびました」と話した。そこから、離島から東京に家出して来た少年・帆高と、天気に関わる不思議な能力を持つ少女・陽菜のファンタジックなラブストーリーをつむぎ出した。

 声優には2000人以上のオーディションで俳優の醍醐虎汰朗(18)と女優の森七菜(17)の若手2人を抜てき。新海監督は「笑えるし泣けるし知的好奇心も刺激できる“どエンタメ”だと思う。面白いと思ってもらえると確信しています」と自信のほどをうかがわせた。

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2018年12月14日のニュース