西田敏行「西郷どん」鈴木亮平の貪欲な役作り称える 名優デ・ニーロの名を挙げ「国際的な舞台に」

[ 2018年10月10日 14:27 ]

NHK大河ドラマ「西郷どん」主演の鈴木亮平
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 NHK大河ドラマ「西郷どん」の第38回「傷だらけの維新」(14日後8・00)試写会が10日、東京・渋谷の同局で行われ、試写会後の会見に西郷吉之助役の主演・鈴木亮平(35)とナレーション役の西田敏行(70)が出席した。

 戊辰戦争を描く第38回では薩摩の西郷家を支え続けてきた、渡部豪太演じる吉之助の弟・吉二郎が戦場へ向かう。鈴木は「大きな悲劇があり、西郷自らが起こした戊辰戦争でたくさんの死者を出してしまった。重いものを背負って生きていくことになる」とあらすじを説明した。

 西田は90年の大河ドラマ「翔ぶが如く」で主人公・西郷隆盛を演じており、新旧西郷の顔合わせ。西郷を1年間演じてきた鈴木に対して「敬意を表します。作品はもうすぐゴールしますが、西郷吉之助から西郷隆盛までやりとげた。大河は精神的にも本当に大変なんです。重圧を背負いながらよく頑張ったなと」とねぎらい。

 鈴木の演技への姿勢については、貪欲な役作りで有名なハリウッド俳優ロバート・デ・ニーロの名を挙げ「他の役者ではできないようなアプローチをしています。鈴木くんの今のこの肉体もですよね。いわゆる『デ・ニーロ・アタック』(食事量を増やして身体を大きくする)ですよ。西郷さんをきっちりと自分のものにしようとする役者根性。それがビンビンと画面を通じて伝わってくる」と称え「英語も堪能ですし、これから日本を代表する俳優さんとして国際的な舞台に立ってくれるのではないかと。大いなる期待を持っています」とエールを送った。

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2018年10月10日のニュース