古村比呂 変化したがんとの向き合い方…抗がん剤治療も「生きていられる証し」

[ 2018年9月27日 13:52 ]

女優の古村比呂
Photo By スポニチ

 今年2月にがんの再々発を公表し、闘病を続けている女優の古村比呂(52)が27日放送のフジテレビ「ノンストップ!」(月〜金曜前9・50)にVTR出演。がん闘病と自身の変化や今後について語った

 3カ月前に同番組で抗がん剤治療の副作用に悩まされていることを語った古村。現在も抗がん剤治療を続けているが、薬の種類が減ってきたので「少し副作用なども軽くなって、吐き気が出なくなり食べられるので、体力はついていると思う」と明かした。インタビュアーから、前回より表情が変わった、笑顔が増えたと指摘されると「本当に?ふっきれたんでしょうかね」と笑顔を見せた。

 「どこかで私はこんなに治療が長くなるとは思ってなかった。もっと早く抗がん剤治療が終わると思ってた。いつまで?ということがはっきりしてない。そう思った時には正直へこみました」と長引く抗がん剤治療への不安を感じていたという。だが「(抗がん剤治療が)続くことは、逆を言えばありがたいことで、生きていられる証しでもあるので『じゃあ今生きてるんだったら今できることをやっていこう』と体の中で感じられたってのが変わった原因かな?」と心境の変化について語った。また、がんに対しても「本当によろしく、仲良くっていう部分が多い」と、向き合い方も変わってきたという。

 ほぼ毎日更新しているブログでの交流や情報交換の中で思い立ち、2か8月ほど前から自らメーカーに働きかけ、ファッション性と機能性が高い医療用下着のプロデュースをスタートした。「(治療を続ける中で)自分たちの生活の延長線上のケアができたり、病気になる前と生活の質を変えずにそのままでいけるっていう気持ちが、モチベーションを保つのに私はすごく必要だなって思いました」と話した。

 最後に今後の夢として「がん経験者の方とかと、全国各地をまわって出会っていきたい。そういうものをブログでつづっていけたらと思っている」と語った古村。また「すごくゆるくの想像」と前置きして「ライブなどもちょっとやってみたいなと。昔やってたんですよ、ちょこっとだけ」と話し「今できることをやっていきたいな、楽しく行こうぜっていうのが一番ですね」とインタビューを締めくくった。

 古村は2012年に子宮頸がんが発覚。早期発見だったため、芸能活動を再開するまでに回復したが昨年3月に再発。同11月に肺とリンパ節に再々発したことを、今年2月に公表した。

続きを表示

2018年9月27日のニュース