平尾昌晃さん遺産相続問題の“争点”は…Mさんの社長就任を株主が合意していたかどうか

[ 2018年9月26日 05:30 ]

平尾昌晃さん遺産相続問題

(左から)東口弁護士、平尾勇気、鈴木公認会計士、平尾勇気個人事務所の藤野代表(撮影・三島 英忠)
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 Mさんの社長就任を株主が合意していたかが大きな争点の一つ。「株主総会が開かれず違法」とする勇気側に対し、Mさん側は「昨年10月の葬儀で相続人4人が話し合い合意」とし、主張が食い違っている。

 元大阪地検検事で民事・刑事問題に詳しい亀井正貴弁護士は「株主総会は議案を書いて案内状を送って招集する」と説明。「一堂に集まった場で総会の形にしてしまうケースはあるが、葬儀の席での雑談なら総会にはならない。決議に瑕疵(かし)がある可能性はある」とした。

 JASRACの相続同意書を巡る争いについては「勇気氏が用紙の写真を撮っていて、後から“おかしい”と指摘を受けて気付いたという言い分は信用性が高い」と指摘。改めて社長を選任する際に「Mさんが故意に単独用しか提示しなかったのでは」という不信感が高まる可能性があり、「議決合戦になった際、双方と交流のある次男をどちらが取り込むかの戦いになるのでは」との見解を示した。

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