西田敏行に福島県民栄誉賞「福島を古里に持って本当によかった」

[ 2018年9月17日 11:26 ]

 福島県は17日、俳優や歌手として長年活躍してきた西田敏行(70)=同県郡山市出身=に県民栄誉賞を授与した。郡山市内のホテルで表彰式を開催した。

 会場には県民ら約300人が集まり、内堀雅雄知事から表彰状を受け取った西田は「福島を古里に持って本当によかった。精いっぱい福島のために、俳優として元気に仕事をしていきたい」と笑顔を見せた。

 表彰式を観覧した郡山市の会社員で、西田のファンだという女性(31)は「震災後、県民を応援してくれる西田を身近に感じてきた。私も頑張ろうと思えるので、今後も変わらずに活躍してほしい」と話した。

 1967年の俳優デビュー後、映画「釣りバカ日誌」シリーズなど多くの作品に出演。今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」ではナレーターを務めている。4月には旭日小綬章を受章した。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故から復興した福島県の未来を描いた、県制作のPR動画にも出演するなど、県民を励ましてきた。

 県民栄誉賞は登山家で同県三春町出身の故田部井淳子さんらに続き4人目。(共同)

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2018年9月17日のニュース