さくらももこさん 語っていた仕事への愛着「漫画家になったことがいまだにうれしい」

[ 2018年8月28日 08:30 ]

さくらももこさん死去

1992年11月。スポニチ本紙インタビューに答えるさくらももこさん
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 本名を公表せず、メディア露出が少なかったさくらさんだが、人気絶頂だった92年11月にスポニチ本紙のインタビューに応じていた。

 アイデアの源について「絵本とか写真集とか好きで見るけど、活字はあんまり読まない、テレビも見ない、ニュースも知らないことが多い」と披露。「漫画家になったことがいまだにうれしい。デビューが決まったよという電話をもらった時の“えーっ、本当!?”という喜びが持続してる。本当にうれしくて本当に好きなんです。(漫画を)描くのが、文章も」と仕事への愛着を何度も口にした。

 ベストセラーを連発したエッセーについて「ある時ふと、文章というのは、リズムが良くて面白くて分かりやすいのが上手なんだと思い始めた。中学、高校のころは難しいのを書いてた。短大のころ、犬のことをああいった感じ(エッセーの文体)で書いて、先生に褒められてうれしかった思い出がある」と回想。小説を書く可能性にも「あります。最近、ちょっと思います。(書くなら)恋愛じゃないですね」と次の挑戦も見据えていた。

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