三吉彩花 6年ぶり映画主演、“スター登竜門”矢口監督新作に抜てき

[ 2018年7月25日 06:23 ]

映画「ダンスウィズミー」に主演する三吉彩花(右)はダンスのレッスンを積んでいる
Photo By 提供写真

 女優の三吉彩花(22)が、6年ぶりに映画に主演する。矢口史靖監督の新作「ダンスウィズミー」で、オリジナルのミュージカルコメディー。これまでクールな役柄が多かったが、コメディエンヌとしての才能を開花させる。

 昨年の米映画「ラ・ラ・ランド」に触発された矢口監督が挑戦するミュージカル作品。三吉は一流商社で働くOL・静香役。催眠術師に「曲が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という“ミュージカルスターの催眠術”をかけられてしまう役どころだ。

 元の体に戻ろうと奮闘するうちに、自分らしい生き方に気付いていく。

 作品ごとにベストな人材を探すオーディションを開くのが矢口流。今回は500人が参加した。カラオケボックスで歌う審査などさまざまな審査を経て、監督は三吉を抜てき。「歌ってよし、踊ってよし、演技もできる。主人公のキャラクターにピタリとはまる」と絶賛した。

 三吉は「自分の力に自信がなかった。選んでいただいて凄く不思議な気持ちでした」と正直に明かした。ミュージカルシーンの歌とダンスの吹き替えはなし。決定後は撮影に向けて約4カ月間、ダンスと歌の特訓に明け暮れた。

 若者の青春を描く作品に定評のある矢口監督。「ウォーターボーイズ」(01年)では妻夫木聡(37)や玉木宏(38)、「スウィングガールズ」(04年)では上野樹里(32)がブレーク。矢口作品は言わば「スターへの登竜門」だ。

 その道に続くべく、三吉は24日にクランクイン。「まずは自分が楽しむ!そして周りを巻き込む!というのを心掛けて、ハッピーな作品になるように頑張っていきます」と意気込んだ。来年公開。

 ◆三吉 彩花(みよし・あやか)1996年(平8)6月18日生まれ、埼玉県出身の22歳。小学生時代からモデル活動を開始し「ニコ☆プチ」や「セブンティーン」の専属モデルを務めた。女優では12年公開「グッモーエビアン!」で第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞。アイドルグループ「さくら学院」でも活動した。1メートル71、49キロ。血液型B。

続きを表示

この記事のフォト

2018年7月25日のニュース