「EBiDAN」城桧吏に世界が熱視線 「万引き家族」で名演 カンヌでも堂々の11歳 

[ 2018年7月2日 05:30 ]

笑顔を見せる城桧吏。キリッとして澄んだ目が印象的だ(撮影・会津 智海)
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 芸能界の新たな潮流に焦点を当てた連載「NEXT」がスタート。第1週(2〜6日掲載)は、若手男性タレント集団「EBiDAN」(恵比寿学園男子部)。アーティスト&役者の“二刀流”をこなしながらの鍛錬で急成長を遂げています。第1回は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」の名演で海外でも注目される子役、城桧吏(かいり、11)の登場です。

 キリッとして澄んだ目が印象的な城。5月のカンヌが人生初の海外渡航で、6月には同作で上海国際映画祭に参加。わずか11歳で既に2つの海外映画祭を経験した。レッドカーペットを堂々と歩くイケメンぶりに注目が集まり「カンヌで初めてタキシードを着て、破いたらどうしようって緊張しました」と元気な笑顔を見せた。

 是枝裕和監督(56)にオーディションで見いだされ、万引で生計を立てる一家の息子を演じた。子役には台本を渡さず現場でセリフを伝える是枝流の演出がみずみずしい演技を引き出し、リリー・フランキー(54)安藤サクラ(32)樹木希林(75)ら実力派俳優陣の中でも存在感を発揮。真っすぐなまなざしも観客の心をつかんだ。舞台あいさつで「宴もたけなわプリンスホテルですが」と言うように耳打ちするちゃめっ気あふれるリリーが目標の俳優となり「また一緒に仕事がしたい。是枝監督の映画にもまた出られるように頑張ります」と再タッグを誓う。

 7人組男子小学生ユニット「スタメンKiDS」としても活動。おしゃべりで、明るい性格。「新幹線に乗って全国ツアーをしたり、飛行機で海外に行ってライブをするのも楽しそう」と“国際派”らしくビッグな夢を描いた。

 ◆城 桧吏(じょう・かいり)2006年(平18)9月6日生まれ、東京都出身の11歳。小学6年生。7歳の時に原宿でスカウトされ芸能界入り。Netflixドラマ「僕だけがいない街」、映画「となりの怪物くん」などに出演。趣味はゲーム。特技は短距離走。好きな食べ物はスンドゥブチゲ。1メートル47。

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