大村崑 恐怖再び「もう勘弁して」 阪神・淡路大震災は豊中で被災…今度は箕面で

[ 2018年6月19日 10:41 ]

食器棚の中に高級カップが割れた状態であり、ドアを開けられない状態に(妻・岡村瑤子提供)
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 震度6弱を記録した大阪府箕面市に住む俳優の大村崑(86)は、1995年の阪神・淡路大震災に続き、再び自宅で大きな揺れに遭遇した。「本当に怖かった。もう勘弁してもらいたい」とこぼした。

 カーテンを閉めていたため真っ暗だったという自室のベッドで熟睡中、「ドーンという感じ」の揺れで跳び起きた。すぐに逃げ出そうとしたが、ドアが開かない。別のドアでつながる、妻のカンツォーネ歌手・岡村瑤子(ようこ)(81)の隣室に移り、そこからようやく脱出した。

 その後、被災状況を確認。夫婦で一緒にイタリア旅行に行った際に購入した高級カップやパソコンが破損し、お気に入りのブルース・リーの置物も腕が折れるなどした。ただ、2人ともケガはなく「それだけでよかった」と胸をなで下ろした。

 3年前に現在の家に引っ越す前に住んでいた豊中市で23年前、大震災を体験。当時はベッドから放り出され、「“死ぬ!”という妻を“死なへん!”と励ましてました」。体は無傷だったものの、自宅にはひびが入り、庭にあったプールも修復不能になるなど大きな被害を受けた。

 当時の記憶が薄れゆく中で起きたという今回、改めて痛感したのが非常時の準備の大切さ。「いざというときのことをもう一度、考え直さないと」と気を引き締めていた。

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