広末涼子 舘ひろし&黒木瞳の“定年夫婦”に脱帽「スターって違うな」

[ 2018年6月9日 13:14 ]

映画「終わった人」初日舞台あいさつに出席した広末涼子
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 女優の広末涼子(37)が9日、都内の映画館で行われた映画「終わった人」(監督中田秀夫)の初日舞台あいさつに、ダブル主演の俳優・舘ひろし(68)と女優の黒木瞳(57)らと登壇した。

 内館牧子氏(69)の同名小説で、定年退職し世間から「終わった人」と思われるようになった元銀行マンと、銀行時代の輝きを失った夫と向き合えない妻の夫婦関係を描くコメディー。舘は定年退職を迎えた銀行員・壮介役で、黒木はその妻・千草役。広末は壮介の想い人である、カルチャースクールの受付嬢・久里を演じている。

 本作で、印象的だったことを聞かれた広末は「凄く印象に残っているのが、お2人との初めてリハーサル、顔合わせ、本読みをした時だった」といい、「こんな夫婦いないよと思うぐらい、美しすぎて。定年を迎えた夫婦に見えないでしょ?いくら映画だからってと思った」と、とても定年夫婦に見えない2人の風貌にツッコミ。ただ、それが撮影に入ると、一変したといい、「衣装や役作りで、特に舘さんは肉布団を入れて、中年太りも再現されたり、夫婦で髪を染めるシーンでは、あんなキラキラしていた2人がちゃんと中年夫婦に見えるんだと。なんかスターって違うなって思った。本当に目の当たりにさせていただいた」と2人の役作りに脱帽。「どう考えても一生現役のお2人が定年後の夫婦を演じる。この2人のキャスティングで作品が明るいイメージになった。現場で監督とも『本当に終わっちゃいそうな人がこの役をやったらただの切ない話になっちゃうから、終わらない人じゃないといけないんですね』って話しました」とキャスティングの妙にも関心しきりだった。

 舘の“中年太り”については、黒木も「最初見た時は役作りでお太りになったのかなって。ところが、移動するんですよね、お腹が…。なんだ、そうか!と後でわかったんですけど、わからなかったです、さすがです」とすっかり騙されたことを告白し、笑わせていた。

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