宝塚新人公演 入団7年目の男役ホープ、天華えま3度目の主演「初心に戻ることができた」

[ 2018年5月15日 20:48 ]

3度目の新人公演主演を果たした天華えま(右)とヒロインの星蘭ひとみ
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 宝塚歌劇団星組公演「ANOTHER WORLD」の新人公演が15日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団7年目の男役ホープ、天華(あまはな)えまが3度目の主演を果たした。

 同作は大劇場で行う初の落語ミュージカル。大作「地獄八景亡者戯」などをベースにした異色作で、早いテンポで交わされるセリフのやりとりが難しい。それでも天華は間合いも絶妙に客席の笑いを誘い、経験を生かした舞台運びとなった。

 天華はカーテンコールでも、難しかったことを振り返りながら「今回は(104期生の)初舞台公演ということもあり、自分も初心に戻ることができた公演でした。自分が初舞台だった時、まさかこの真ん中でお芝居をさせて頂くなんて思ってもいませんでしたし…」と話すと、涙をぬぐうファンの姿も。

 終演後は「すごく難しい作品だったな、と思いましたし、たっくさん課題がみつかりました。死んだ気になって東京公演でリベンジしたい」。ヒロインの星蘭(せいら)ひとみも「本当に難しくて…。私も死んだ気になって頑張りたい」と、2人そろって劇中のセリフを思わせるコメントで締めくくった。東京の新人公演は7月5日。

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2018年5月15日のニュース