河相我聞 1科目足りず高卒認定不合格「ごめんよ ポンコツな父さんで」

[ 2017年8月31日 11:20 ]

俳優の河相我聞
Photo By スポニチ

 俳優の河相我聞(42)が30日、自身のツイッターを更新。高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を受験したが、不合格だったことを報告した。42歳の挑戦は1科目足りずに実らずも、高校進学を渋る次男に“男気”を示した。

 試験は今月2〜3日に行われ、30日に結果が郵送されたことをツイッターで報告。「今、息子達と開封。長男が発表してくれた。『合格通知は、大学入学資格取得に必要な合格科目数を満たしていませんだって』と。ごめんよ、こんなポンコツな父さんで」と不合格だったことを明かした。

 31日にはブログを更新。「『高校進学をしたくない』と言う次男に対して中卒の親が何も言うことができないと思い、高卒認定試験を受けることを決意したのは今年の2月ぐらいだっただろうか。いくら何でも、小学3年から学校の勉強を放棄した42歳が高卒認定試験を受けるのはかなり無謀だとは分かっていたが、わたくしの中では他に選択肢がなかった。『中卒のでも父さんみたいに生きられるから大丈夫だよ』と言ってあげたい気持ちもあったけれど、それは結果論であって、親としては息子の選択肢の幅を広げておいてあげたいし、自分が経験していないことを否定する生き方より、自分が経験していないことを知ろうとする生き方を親の背中としては見せたい」と受験の理由を明かした。

 8科目のうち、国語、世界史A、地理A、現代社会、科学と人間生活、生物基礎、英語の7科目は合格。次回は、この7科目は免除される。

 「高卒認定に合格しても中卒には変わりないので、多分、大事なのは高卒認定試験に合格してからなんですよね。わたくし、正直に申しますと来年の大学受験を考えておりました。心の片隅で『高卒認定試験をサクッと合格して、来年に大学受験してサクッと合格したらかっこよくね?自分の苦手なモノに立ち向かっていき、打ち勝つことで、息子も高卒認定試験を受験しようかな、と思ってくれるんじゃね?』と、思っておりました。で『小学3年で勉強を放棄した42歳が独学で高卒認定に合格した驚きの勉強法!』とか本の出版の依頼が来るんじゃないかとドキドキしてました。が、すべて砕け散りましたね」と苦笑い。

 「今年の11月にもう一度、高卒認定試験があるのですが仕事のスケジュールの都合でどうしても受験することができません。と、いうことは次回の高卒認定試験は来年の8月になり、大学受験は再来年。まぁ、来年に大学受験する方法はあるにはあるのだが、さて、これからどうするか」と先を見据え「ちなみに、わたくしのこんな思いに対して次男は『また来年頑張りなよ、次はいけるよ』と、声を掛けてくれました。どっちが親だか分からなくなってきた今日この頃でございます」と心境を明かした。

 高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で高等学校を卒業できなかった者の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格すると大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができる。今年度の試験については、女優の真矢ミキ(53)も受験したことを自身のブログで明かしている。

続きを表示

2017年8月31日のニュース