元ＳＭＡＰ草なぎ＆稲垣＆香取の冠番組　９月ジャニーズ退社後も継続

　ジャニーズ事務所を９月８日で退社する元ＳＭＡＰの３人がレギュラー出演するテレビ朝日「“ぷっ”すま」（金曜深夜０・５０）、ＴＢＳ「ゴロウ・デラックス」（木曜深夜０・５８）、フジテレビ「おじゃＭＡＰ！！」（水曜後７・００）が１０月以降も継続することが２８日、分かった。

　この日、フジテレビの定例会見が行われ、宮内正喜社長は香取慎吾（４０）の「おじゃＭＡＰ！！」の今後について「検討中」と説明。ただ、スポニチ本紙の取材では「出演者やスタッフに１０月以降も継続することがすでに伝えられています」（同局関係者）という。

　同番組を巡っては、香取が５日の放送で「末永くおじゃＭＡＰが続きますように」と発言。１９日の放送でも一部の引退報道を否定した上で「おじゃＭＡＰでいろんなところに行って遊びたい」などと話していた。ホームページにも視聴者やファンから継続を願う声が多数寄せられていた。こうしたことを受けて１０月以降の継続が決まったとみられる。

　草なぎ剛（４３）の「“ぷっ”すま」と稲垣吾郎（４３）の「ゴロウ・デラックス」の継続もこの日までに決まった。３番組ともタイトル名も変更されないという。

　３人の番組が継続するかは退社に伴い白紙になっていた。テレビ局などとの契約はタレント本人ではなく事務所が結んでいるため、事務所移籍の際に一度見直されるのが通例だからだ。ジャニーズ事務所は本人たちとテレビ局側の意向を尊重する方針を示し、局側の判断が待たれていた。

　３人との数少ない“接点”の場になっていた番組の継続はファンにとって朗報だ。ただ、民放関係者は「バックアップを失う３人が今後、新たな番組やドラマに出演するのはなかなか難しい。継続が決まった３番組も、年末や来春にどうなるか不透明。高視聴率がキープできれば当然番組は継続できるだろう」と話している。