シャーロット・ケイト・フォックス 京ことば「ごきんとはん」が一番好きな理由

[ 2017年5月12日 15:32 ]

イギリス人言語学教授“エミリー”を演じるシャーロット・ケイト・フォックス(C)NHK
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 京都の老舗有職菓子司「久楽屋春信」の若女将・沢藤三八子(常盤貴子)を主人公とし、二十四節気にこだわった細かい季節感をテーマに、京都に生まれ育った人々の日常での愉しみ、喜び、苦悩を2015年1月から描いてきた、NHK BSプレミアム「京都人の密かな愉しみ」。秋編、夏編、冬編、「月夜の告白」編と回を重ねてきたが、今回の「桜散る」編で完結する。京都人に複雑な思いを抱くイギリス人言語学教授“エミリー”を演じるシャーロット・ケイト・フォックス(31)は出演を通して、「京都は大好き。もっと京都や京都人のことを学びました」と、より京都が身近な場所に感じるようになったようだ。

 シャーロットは言語学者という立場で出演しているが、一番好きな京ことばとして「“よういわんわ”と“ごきんとはん”」(BSオンラインのインタビュー)と答えた。その理由として「“よういわんわ”は言いやすくて、言葉の響きと意味(そんなこと言えないわ・やれやれ何にも言えないわ)がピッタリ合っているからです。“ごきんとはん”(均等である、つり合いがとれている、という意味)は、“郵便局”と似ているからです」。郵便局には特別な思い入れがあるようで「日本に来て最初に好きになった言葉が“ユウビンキョク”。音の響きが好きなんです。“ゴキントハン”は、その感じと似ているんです」と独特の感性がそこにはあるようだ。

 この「ごきんとはん」、「桜散る」編の中で印象的なシーンに出てくる言葉で、番組内でどう使われるか楽しみなところだ。

 放送は13日午後9時〜10時59分。

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2017年5月12日のニュース