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落語界に新しい風を吹き込む芸協 桂歌丸の“後釜”は?

落語家の桂歌丸
Photo By スポニチ

 現在も横浜市内の病院に入院中である落語家の桂歌丸(80)。肺炎という高齢者にとっては非常に危険な病気だったが、症状はほぼ治まり、日増しに体力も回復している。一時は35キロまで落ち込んだ体重も、病院食を毎日ペロリと完食していることもあって着実に増加。周囲には「病院で1・5キロも太ったよ」と笑顔を見せている。

 とはいえ、昨年から何度も入退院を繰り返しており、決して万全とはいえない状態。退院しても、定期的に高座を務めることに不安はぬぐえない。さらに、現在は落語芸術協会の会長。月に約10日は行事などの出席が義務づけられる会長職の継続は、相当難しいと思われる。5月下旬に理事による会議では、後任について議論が交わされるのは必至だ。

 問題は後継者の選定。副会長を務める三遊亭小遊三(70)は昨年4月に不整脈の手術を行っており、健康に不安がないとはいえない。そんな中で有力視されていたのが春風亭昇太(57)だった。

 落語家が最も多く在籍している落語協会は、3年前に柳亭市馬(55)が52歳という協会史上最年少で会長職に就いた。副会長には林家正蔵(54)が就任し、幹部の若返りに成功している。そのため、芸協の周囲では昇太待望論もあったが、昨年の「笑点」司会就任とともに人気が沸騰。大河ドラマにまで出演するほどになってしまった。現時点では芸協主導の寄席やイベントへの出演にもスケジュール調整が難しい状態で、会長職を引き受けることは、昇太に相当な負担を強いることになる。

 真打ちの数は約100人で、落語協会は倍の約200人。どうしても人材不足となりがちだ。ただ「二ツ目」と呼ばれる若い落語家には活きのいい落語家が揃っている。柳亭小痴楽(28)、春風亭昇々(32)、講談の神田松之丞(33)らは「渋谷らくご」などお笑いライブ感覚の落語会を開催し、これまであまりアクセスすることのなかった若い女性ファンを取り込んでいる。

 かつては「古典の落語協会、新作の落語芸術協会」と言われたこともあるほど、旺盛な創作意欲で落語界に新しい風を吹き込んでいた芸協。その伝統を若手が体現している今、誰が舵を取るのか注目したい。

[ 2017年5月12日 10:45 ]

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