歌手のペギー葉山さん死去 83歳 「ドレミの歌」「南国土佐を後にして」

[ 2017年4月12日 14:33 ]

ペギー葉山さん
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 訳詞した「ドレミの歌」や「学生時代」「南国土佐を後にして」など知られる歌手のペギー葉山(ぺぎー・はやま)さんが12日午前11時55分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。83歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日お別れの会を開くという。

 3月29日に東京・日生劇場で行われた「越路吹雪 三十七回忌特別追悼公演 『越路吹雪に捧ぐ』」に参加。翌30日にはブログで報告し「こーちゃん(越路さん)の思い出の歌が次から次へとゴージャズに歌われ、ファンの皆さまが2階まで満杯!素晴らしいイベントでした」と元気な様子だった。

 1952年「ドミノ/火の接吻」でレコードデビュー。54年、「月光のチャペル」でNHK紅白歌合戦に初出場。59年、NHK高知放送局テレビ放送開始の記念に歌った「南国土佐を後にして」が空前の大ヒットを記録した。64年には「学生時代」がロングセラーとなった。

 ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を劇中歌「ドレミの歌」に日本語詞を付けて歌い、今も歌い継がれている。

 タレントしても活躍し「ひらけ!ポンキッキ」のしつけコーナーや「ウルトラマンタロウ」のウルトラの母の人間体“緑のおばさん”などでお茶の間に親しまれた。66年にはNHK紅白歌合戦で紅組司会を務めた。

 2004年旭日小綬章。女性初となる日本歌手協会7代目会長も務めた。

 65年、俳優の根上淳さん(2005年没、享年82)と結婚。おしどり夫婦として知られた。

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2017年4月12日のニュース