レノン怒りの“手紙”330万円で落札 ポール夫妻に「目覚ませ」

[ 2016年11月23日 05:30 ]

故ジョン・レノンの手紙の下書きの一部(RRオークション提供)(AP)
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 ビートルズの元メンバーの故ジョン・レノン(享年40)が生前、ポール・マッカートニー(74)夫妻に対して怒りをぶちまけた手紙の下書きがこのほど米ボストンで競売にかけられ、約2万9800ドル(約330万円)でテキサス州のコレクターに落札された。

 共同電によると、手紙は便箋2枚にタイプで打たれ、手書きで推敲(すいこう)した跡がある。署名はなく、1971年ごろに書かれた。

 マッカートニーの当時の妻だった故リンダさん(享年56)が、公に発表しないままビートルズから脱退する考えを伝えたレノンを批判し、これに反論した手紙とみられる。手紙の存在は2012年ごろ公になった。

 レノンは手紙でアーティストのオノ・ヨーコ(83)との結婚後、2人に対するマッカートニーらの対応がひどいなどと非難。「現在の芸術の大半はビートルズのおかげで生まれたと本気で考えているのか。ポール、君がそこまでおかしいとは思わない。目を覚ませ」などと強い口調でつづられている。

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2016年11月23日のニュース