佐久間良子絶句…平さんと70年結婚も4年で仮面夫婦 愛憎渦巻く離婚劇

[ 2016年10月24日 07:30 ]

平幹二朗さん急死

離婚会見をする平幹二朗さんと佐久間良子
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 俳優として、また演出家として大きな足跡を残した平さんだが、私生活では佐久間との結婚と離婚で話題を提供した。関係者は「佐久間さんは突然の訃報に驚き、言葉を失った様子だったようです」と話した。

 1984年5月28日に東京会館で2人そろって行った「離婚会見」は語り草となっている。

 平さんと佐久間は70年4月に結婚。テレビでの共演がきっかけで結ばれた大物カップルは二卵性双生児にも恵まれたが、蜜月は初めの4年ほどで、それからずっと仮面夫婦を続けていたことが明らかになっている。74年に平さんは仕事場を兼ねて東京・渋谷にマンションを購入。実質的な別居生活の始まりだった。その頃から、平さんには“男の噂”があり、一方の佐久間にも不倫疑惑が浮上していた。

 離婚会見で、平さんは「原因は、彼女も仕事を大事にする人で生活のずれがあったこと。それが14年間積み重なってしまった」と説明。佐久間も「不器用な女なので、母と女優と妻の3役を全うできなかった」と話し、きれいにまとめようと努めた。

 円満離婚を強調したがった2人だが、質疑応答では海千山千の芸能リポーターを中心に厳しい質問が続出。平さんにはズバッと「男性問題が原因では?」の問いもぶつけられたが、余裕の笑みを浮かべながら「僕がお答えするより、彼女に…」と水を向け、佐久間が「そんなことは全くありません」と否定してみせる一幕もあった。のちに最後の夫婦共同作業と言われたものだ。それでも平さんが求めた握手を佐久間が拒否する場面もあって、芸能史に残る愛憎渦巻く離婚会見となった。

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