ノーベル賞選考主体が声明 ディラン「傲慢」は個人的見解

[ 2016年10月24日 05:30 ]

ボブ・ディラン。12年1月のロサンゼルス公演(AP)
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 ノーベル文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーは22日、今年の授賞が決まったことに沈黙を続ける米シンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(75)をアカデミーのメンバーの一人が「無礼かつ傲慢(ごうまん)」と批判したことについて「個人的な見解でアカデミーの公式の立場でない」とする声明を発表した。

 共同電によると、アカデミーはディランに授与の連絡もできず、17日時点で連絡を断念。アカデミーのペール・ウェストベリ氏は21日、地元テレビで「ノーベル賞を欲しくないのだろう。自分はもっと大物だと思っているのかもしれない。あるいは反抗的なイメージのままでいたいのかもしれない」と述べた。

 アカデミーはダニウス事務局長名の声明で、ディラン氏の授賞式出席について「受賞者自身が決めることで、アカデミーはその決定について見解を持たない」とした。

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