舛添都知事、辞任の意向固める 知事選には再出馬可能

[ 2016年6月15日 09:41 ]

 東京都の舛添要一知事(67)が15日、政治資金流用問題などによる都政混乱の責任を取って、辞任する意向を固めたことが分かった。同日中にも、辞職願を提出する見通し。舛添知事は午前9時25分ごろ、口を硬く結び、足早に無言で都庁に入った。舛添知事が辞職した場合、50日以内に知事選が行われる。舛添知事は再出馬が可能。

 この日行われる、東京都議会の本会議では、自民、公明、共産など主要会派が共同で提出した舛添要一知事の不信任決議案が可決される見込みだった。

 舛添知事は14日、各会派が不信任案を提出する方向になったとして、川井重勇議長から辞職するよう説得されたが拒否した。議会運営委員会理事会では9月定例会まで決議を先延ばしするよう求めていた。

 また、13日の総務委員会集中審議では「選挙を行うことになると8月のリオデジャネイロ五輪と重なり、東京五輪にもマイナスになってしまう」として、リオ五輪後に議会の判断を仰ぎたいとの意向を述べていた。

続きを表示

2016年6月15日のニュース