蜷川幸雄さん死去 演劇界から追悼続々 須藤理彩「すべて財産」

[ 2016年5月12日 18:05 ]

演出家の蜷川幸雄さん

 日本を代表する演出家の蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんが亡くなったことが12日、分かった。80歳。埼玉県川口市出身。演劇界から追悼の声が続々と上がった。

 女優の須藤理彩(39)は蜷川さん演出作品「近松心中物語」に出演。ツイッターで「ショック過ぎて何て言ったらいいのか分かりません。蜷川さぁーーん!『女優やめちまえーーッ!』とか散々なこと言われ放題で、靴投げられそうになったり、でも1000回に1回褒めていただいたことも、すべてが私にとっての財産です。ありがとうございました!!」と振り返り、感謝した。

 元バレーボール女子日本代表の大林素子(47)は「ファウストの悲劇」「たいこどんどん」「盲導犬」など、蜷川さん演出作品に出演。ツイッターで「信じられません。先生、うそでしょ(涙)」とショックを受けた様子。

 つかこうへい氏作品の演出で知られる岡村俊一氏は「ご冥福をお祈りいたします」、俳優の山西惇(53)は「(蜷川さんが芸術監督を務めたシアター)コクーンからの帰り道に、こんな悲しいニュースが届くなんて。一緒にお仕事する夢は叶わなかったが、本当にたくさんの叱咤と激励と希望を、舞台を通じて僕は勝手に受け取らせていただいていました。蜷川さん、どうぞ安らかに」、女優の池谷のぶえ (44)は「蜷川さん…ご冥福をお祈りいたします。厳しく温かく、ありがとうございました」とツイッターで悼んだ。

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2016年5月12日のニュース