太賀「ゆとりですが」で強烈ウザキャラ熱演 宮藤官九郎が挑む“本当の悪役”!?

[ 2016年4月24日 12:30 ]

ドラマ「ゆとりですがなにか」で強烈なキャラクターを演じる太賀(C)日本テレビ

 人気脚本家・宮藤官九郎(45)が手掛ける岡田将生(26)、松坂桃李(27)、柳楽優弥(26)出演の日本テレビ「ゆとりですがなにか」(日曜後10・30)は24日に第2話が放送される。主人公に負けじと存在感を発揮するのが“ゆとり世代”や“ゆとりじゃない”登場人物たち。中でも“どっぷりゆとり”会社員役の太賀(23)が強烈な異彩を放っている。

 岡田扮する29歳の主人公・正和の後輩で、入社2年目の山岸。第1話から山岸は問題発言を連発する。得意先回りに遅刻しても「道分からなくて駅からタクっちゃいました」と謝罪なし。反省もせずに「忙しくてメール見てないんすよねぇ。次からはLINEでお願いします」。初対面の得意先に向かっては「先に言っておきますが、褒められて伸びるタイプなんで」と言い、飲み会の誘いには「それって強制っすか?強制じゃないなら不参加で」と、どこまでもマイペース。視聴者からは「すごいイラッとする。太賀のキャラ面白い」「山岸むかつくわあ。これだけ不快にさせる太賀くんは最高に演技上手い!」と熱演を評価する声が集まった。

 作品を手掛ける枝見洋子プロデューサーは「普段の太賀さんは大好きで人間的にも尊敬してやまないのですが、山岸を演じている太賀さんを見ていると本当に腹が立ってきて、このままだと嫌いになりそうです(笑い)」と笑顔で話してから、宮藤が強烈な“悪役”を生み出した理由を説明した。

 今作で伝えたいのは「ゆとり世代」と括られながらも、実際には優しく強くあろうとして奮闘する若者たちの清々しい姿。多くの視聴者が持っている「ゆとり世代」のイメージと実像のギャップを際立たせるために山岸が存在する。「宮藤さんは、脚本を書き始めるころ、今回初めて本当の悪役を描きたい、これまで描いてきた、どこかかわいげのある愛すべき悪役とはまた違う、本当にイヤなヤツにしたいと話していました」と誕生秘話を明かした。「実はゆとりってゆとりない。一生懸命生きているのだなと話が進むうちに見方が変わると思います」と話すように、主人公らの真摯な姿を見せるために山岸は欠かせないモンスターなのだ。

 第2話でも山岸は“らしさ”を存分に発揮。正和の説教をパワハラだと訴え、パワハラによる苦痛を理由に辞職するという連絡をLINEで関係者に一斉送信。会社相手に訴訟を起こすこともいとわないとアピールし、正和は謹慎処分に…。周囲を振り回す山岸役の太賀から目が離せない。

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