なすび「潮風トレイル」900キロ踏破 44日かけ“みちのく一人旅”

[ 2016年3月28日 05:30 ]

みちのく潮風トレイルを踏破した、なすび

 東日本大震災からの復興を願い、福島市出身でタレントのなすび(40)が27日、東北の太平洋沿岸で整備が進む自然歩道「みちのく潮風トレイル」約900キロを踏破し、終着点の福島県相馬市の松川浦で記念セレモニーが開かれた。

 なすびは松川浦の公園で住民らに拍手で迎えられてゴール。「東北のみなさんが後押ししてくれて、諦めずに歩き切れた」と笑顔。昨年11月26日に八戸市の蕪島を出発。仕事による中断を挟み、44日間で歩き切った。

 潮風トレイルは、沿岸部の復興や観光PRにつなげようと環境省が整備中。景勝地や名所を含むルートで、青森県八戸市から相馬市を結ぶ予定。「約700キロと言われていたが、実際に歩いて計測すると900キロ以上あった」という。なすびは現地の状況を写真に撮り、フェイスブックに掲載しながら歩いた。「被災地の状況はまだまだ厳しいが、歩いて自分の目で見た各地の復興の様子を発信したい」と話した。

 今後は4度目のエベレスト挑戦のため、4月上旬にもネパールに向かう。2013年から3年連続挑戦し、雪崩や地震で登頂を断念している。

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