ELPのキース・エマーソンさん死去、71歳…拳銃自殺か

[ 2016年3月12日 10:41 ]

キース・エマーソンさん=2015年1月撮影(AP)

 AP通信によると、プログレッシブ・ロックの英人気バンド「エマーソン、レイク&パーマー」の創設メンバーでキーボード奏者だったキース・エマーソン氏が米カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死亡しているのを日本人のパートナー、カワグチ・マリさんが11日未明に発見した。71歳。死亡日や死因は不明。

 1944年11月、英国生まれ。70年にバンド「エマーソン、レイク&パーマー」を結成し、ジミ・ヘンドリクスらが出演したフェスティバルで華々しくデビュー。前衛的ロックの傑作アルバム「タルカス」が全英1位になるなどヒットを連発した。

 ロックにクラシックやジャズの要素も入れ、シンセサイザーを導入したことで知られる。

 79年にバンドは活動休止。90年代に再結成したものの再び休止した。ソロ活動を断続的に続け、日本やドイツなどの交響楽団のために作曲などの活動も行っていた。

 芸能ゴシップサイトのTMZなどによれば、エマーソン氏は頭部を拳銃で撃っており捜査当局は自殺と見ている。同氏は神経性の障害で右手の2本の指が動かず、最近はうつ状態だった。4月には来日公演があり、それに先だって21日には日本のテレビ局に生出演する予定だった。(共同)

続きを表示

2016年3月12日のニュース