「海援隊」中牟田俊男が食道がん発症 武田鉄矢「今度は私が待つ番」

[ 2016年1月10日 04:40 ]

「海援隊」の武田鉄矢(左)と中牟田俊男

 フォークグループ「海援隊」の中牟田俊男(66)が食道がんを発症し、治療のため、入院することが分かった。同グループの公式サイトが6日付で「緊急のお知らせ」として武田鉄矢(66)の文書を掲載している。

 その文書によると、昨年12月中旬に中牟田から「万全でなく新年早々に入院して体調を整えたい」と申し出があったといい、「事情を聞くと、食道に癌(がん)を発症したとの報告でした」としている。

 武田は「胸に湧く思いは様々ありますが、数年前は私自身が己れの病で中牟田を待たせたことがありますので、今度は私が待つ番だと前を向きました」と心境を吐露。「しばらく中牟田のいない海援隊が続きますが、この事情と中牟田の思いを汲みおかれましてどうぞお待ち下さい」とつづっている。

 また「我ら最長寿のライブバンドをめざす夢を持っております。どうぞその夢の途中の出来事とこの度のこと見守って下されば有難いです」とファンに呼びかけている。

 「海援隊」は1972年に武田と中牟田、千葉和臣(64)の3人組としてデビュー。73年に「母に捧げるバラード」がヒットし、翌74年にはNHK紅白歌合戦にも出場した。

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2016年1月10日のニュース