綾瀬はるか 最優秀女優賞も是枝監督にぶっちゃけ「どういう人か…」

[ 2015年11月21日 19:47 ]

第7回TAMA映画賞で最優秀女優賞に輝いた綾瀬はるか

 映画「海街diary」の是枝裕和監督(53)と出演した綾瀬はるか(30)、広瀬すず(17)が21日、都内で行われた「第7回TAMA映画賞」の授賞式で顔をそろえた。同作が最優秀作品賞、4姉妹の長女を演じた綾瀬が最優秀女優賞、末っ子役の広瀬が最優秀新進女優賞をそれぞれ受賞。是枝監督は、「カットをかけてもずっと4人を撮っていたいと思うくらい、僕自身がこの映画の大ファン。スタッフ、キャストといい映画を作ったんだとあらためて思った」と喜びをかみしめた。

 綾瀬は、「礼儀正しくきまじめな役なので、自然と背筋がピンと伸びました。大河ドラマ(『八重の桜』)で、所作指導を受けたおかげもあったかも」と笑顔。だが、是枝監督に対しては、「穏やかで同じ空気感がずーっと漂っていたけれど、目が鋭くていい緊張感がありました。どういう人か分かりません」と天然ぶりを発揮し、会場を笑いで包んだ。

 オーディションで役を勝ち取り、映画初出演だった広瀬は「分からないことだらけだったけれど、お姉ちゃんたちにたくさんのことを教わり勉強させてもらいました」と綾瀬たちに感謝。来年も「ちはやふる」2部作や「怒り」など公開作がめじろ押しで、「これからもたくさん経験し、吸収していろんな映画に染まれるようにしたい」と意欲を見せた。

 樹木希林(72)と永瀬正敏(49)は、「あん」などで最優秀女優賞、男優賞を受賞。スケジュールの都合で欠席した樹木はビデオメッセージで、「シワが出て、たるんでも仕事を頂ける大変効率のいい職業。その上、賞まで頂けて万歳でございます」と笑わせると永瀬が呼応。「樹木さんとはこれから全部で共演したいくらい大好き。シワが出てたるんでも使ってもらえる俳優になりたい」とラブコールを送った。

 ほかに、もう1本の最優秀作品賞に「きみはいい子」、特別賞に「野火」の塚本晋也監督(55)とスタッフ、キャスト一同、もう1人の最優秀男優賞に「新宿スワン」などの綾野剛(33)、もう1人の最優秀新進女優賞に「トイレのピエタ」などの杉咲花(18)、最優秀新進男優賞に「グッド・ストライプス」の中島歩(27)と「愛を積むひと」などの野村周平(22)、最優秀新進監督賞に「グッド・ストライプス」の岨手由貴子監督(32)、「私たちのハァハァ」などの松居大悟監督(30)がそれぞれ選ばれた。

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