おばあちゃんゾウ春子との愛情物語映画化、初日に名付け親ら観賞

[ 2015年11月21日 15:57 ]

「劇場版・天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」公開初日を迎え舞台あいさつを行ったテレビ大阪報道部所属の人見剛史監督(左)と増田健カメラマン

 テレビ大阪がドキュメンタリー番組を映画化した「劇場版・天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」が21日、大阪の「シネ・リーブル梅田」で公開初日を迎え、同局報道部所属の人見剛史監督(45)、増田健カメラマン(47)が舞台あいさつした。

 同映画は戦後間もない1950年にタイから大阪・天王寺動物園に来園したアジアゾウ・春子が、2014年7月30日に66歳で亡くなるまでの飼育員との愛情物語を描いたもの。ギャラクシー賞など多くの賞を受賞した。初日は、天王寺動物園関係者や、当時小学生だった「春子」の名付け親らも観賞した。

 人見監督は「昭和30年代の映画に映っていた春子を見て、番組を制作しました。当初は、まさか亡くなるとも、映画化されるとも思ってなかった。動物園の多くの方に協力していただき感謝してます」とあいさつ。増田カメラマンは「自分の祖母の名前も春子。小学校4年の時のサマースクールに参加した時にも春子に会ったことがある。亡くなった日は珍しく平日の休みでしたが、呼び出されて動物園に駆けつけた」とエピソードを披露した。(東京では12月12日からシネ・リーブル池袋で公開)

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2015年11月21日のニュース